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2000年〜2001年アクションリサーチによる授業改善
Action Research for First Graders in the Senor High School

最終更新日 2002.10.27


授業改善『自宅学習の定着のために』
 
■1 学校概要
■2 対象:55回生1学年 1/3/5/8組(40名×4クラス=160名)
■3 使用教科書:Genius ENGLISH COURSE I
■4 授業改善前の状況: 週3時間・英語Iの授業。授業の流れは以下の通り。
 【予習:生徒への課題】新出語の意味調べ(辞書引き)+本文の全訳
 【授業の流れ】活動内容とそのねらい:時間は目安


























 

活動目標

時間

具体的な活動内容:教師+生徒の動き

活動の意図

前回内容の音読練習
 

 5分

 

ペアリーディング。教師がストップウォッチで時間を計りながら生徒にゲーム感覚でスピードリーディングさせる。

前回内容の復習
音確認+机間巡視で予習確認

今回内容の単語導入

10分
 

単語の意味と派生語を生徒にさせる→
コーラスリーディング発声練習

語句調べ予習チェック+音確認

今回内容の本文意味
確認

 

10分



 

同時通訳方式で一気に意味をとる:1文ごとに教師が英文を読み→生徒にその文の意味を答えさせ→教師が再度日本語訳。この際、生徒の和訳をできるだけ尊重し、必要以上の訂正はしない。

日本語訳予習チェック。訳を先に消化することで、次の内容解説に集中させる。

今回内容の解説

15〜
20分

板書を中心として、できるだけコンパクトに本文内容の説明を行う。

重要ポイントの指摘。復習用。

今回内容の音読練習

 

 5〜
10分

 

鉛筆を持たせて読めない単語をチェックさせながらペアリーディング→教師側のモデルリーディング(ゆっくり)→役割を交代してのペアリーディング

自宅で各自が音読できるよう、読めない単語に着目させる。

次回範囲の予告
 

 1〜
 2分
 

次回進むところを指定(それ以上は絶対に進まないことを強調)。
 

予習の内容を明示。
 

 

■5 問題の確定:自宅学習の妨げとなっているもの(教師の目から見た生徒の姿)
○授業態度はおおむね良好。板書をノートにまとめたり、音読練習をしたりといった、授業内での作業については、十分な取り組みをみせている。
×一方で、授業までの準備作業(予習)や、各種考査での成績には個人差が大きい。予習について言えば、こちらの指示する単語調べ・全訳はもちろん、要求していない教科書本文の丸写しなど、手の込んだ予習をしているものもあれば、授業中、ノートへのまとめができないものまで、それぞれ各クラスに存在する状態である。
 
対象が1年生ということもあり、2・3年生へつなげる意味も込めて、今回のテーマは『授業改善:自宅学習の定着のために』と定める。具体的には、
 (1)どのような授業の組み立てが、より自宅学習の効率を高めるか?
 (2)自宅学習の成果を、どのように授業に反映させることができるか?
 (3)より円滑に自宅学習に取り組ませるために、どのような支援ができるか?
の3点に着目して、取り組むこととする。
 
■6 予備的調査 : 現状把握のために・・・理想と現実の格差
 上記の授業の流れをみていただいてもわかるように、平常の授業で絶えず意識しているのは、以下の3点。
 (1)コミュニケーションの基本となる音声の重視
 (2)自主学習の基本となる、語法・文法知識の整理
 (3)英文を日本語訳することが授業の中心にならないように
さらに、日本語訳については学年当初から、
  ・日本語訳は、本文内容理解への補助にすぎない。
  ・定期考査への日本語訳の出題は、授業内での重要ポイントのみ。
  ・それ以外で日本語訳は決して問わない。
  ・授業中も、日本語訳の間違いについては、決してとがめない。おおよその意味がとれていれば、予習をしていると認める。
  ・むしろ、語句調べや音読練習に時間を割くべき。
 高校入学の4月以来、再三にわたりこのようなことを強調しつづけて、ほぼ半年。1年生2学期の中間考査直後に、英語Iを担当している4クラス160名を対象に、予備調査を行った。調査項目については、小テスト・定期考査・年度末評価アンケートなどを通じて、生徒がしばしば述べている悩みを元に作成した。なお、率直な意見を聞くために、記名については、生徒自らの判断に任せた。
 
2000年10月25〜27日実施の予備調査結果から抜粋
【A.授業中に困っていること】複数回答可
 (1)特にない9%■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□
 (2)どこが間違えているのか、わからない 15%■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□
 (3)日本語訳が早すぎる・訳し方がわからない 56%■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□
 (4)発音・読み方がわからない 26%■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□
【B.予習・復習で困っていること】複数回答可
 (1)特にない 0%□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
 (2)量が多すぎて予習が追いつかない 24%■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□
 (3)部活などが忙しくて予習ができない 34%■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□
 (4)単語の意味が見つからない 31%■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□
 (5)日本語訳のやり方がわからない 55%■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□
 
 授業中・自宅学習ともに、日本語訳に悪戦苦闘する生徒たちの様子が浮かんでくる。授業中には、おおざっぱな日本語訳を要求することはあっても、日本語訳の正誤で生徒を問いただすことはないし、定期考査でも、授業中に特に指摘するところ以外は出題していないにもかかわらず、このような結果になり、驚いた。
 一方で、予備調査前の予測であった、『予習する時間がない(量が多い)』や、『何をしてよいかわからない』といった意見は、思ったより少なかった。
 このことから浮かび上がってくる生徒の姿は、
『単語を調べて(教科書ガイドに助けてもらいながら)、一応、日本語訳を書いて授業へ。予習してもよくわからなかった日本語訳と、授業中に先生が早口で言う日本語訳との違いがわからず、当然、復習もできない。』
というものである。
 
■6 仮説の設定:学習の妨げとなる『日本語訳コンプレックス』を取り除くために
 このような結果を元に、『自宅学習の定着』へ向けて以下のような仮説を設定した。
 (1)一時的に日本語訳をともなう精読を、おおざっぱに意味をつかませる多読・速読に切り替えることで日本語訳コンプレックスを弱めることができる。
 (2)多読・速読指導の中で、前から順に意味をとっていくスラッシュリーディング、段落ごとに大きく意味をとっていくパラグラフリーディングを取り入れていくことで、理解する際に日本語に依存する部分が軽くなる。
 (3)日本語への依存を減らし、日本語コンプレックスを解消してやれば、自宅学習の効率が向上させることができる。
 
■7 計画の実践・前編
 (1)仮説に基づいた授業の方針
   ア 2学期後半を使って英語I教科書を終えた上で、3学期に速読・多読を意識したプリント学習へ切り替える。具体的には、1時間に読む語数を教科書で扱っていた英文量の倍にあたる、1時間に400語程度の英文を読む。
   イ プリント学習では中学3年レベルのやさしい英文からはじめて、英文の段落構造や、文の意味の固まりごとに、戻らず前から順に呼んでいくスラッシュリーディングの練習をする。
   ウ 生徒の負担を減らすために、語注などもつけた状態でプリントを作成し、予習は付属の問題を解くのみにし、本文理解に集中させる。
   エ 授業内では本文問題を解答しながら、本文内容の理解を確認。音読指導も併せて行う。
 
 (2)【授業の流れ】:■4よりの変更点=     





















 

活動目標

時間

具体的な活動内容:教師+生徒の動き

活動の意図

前回内容の音読練習
 

 5分

 

ペアリーディング。後、全員を立たせてソロリーディング。読み終えたものから座る。口の動きの悪い人から呼名開始

前回内容の復習
音確認+より緊張感を。

今回内容の解説



 

25〜
30分



 

意味の区切りを書き込ませながら本文意味内容の解説。意味の区切りごとの意味確認にとどめ、ていねいな日本語訳はしない。板書も平行して行う。生徒には予習部分の問題解答を中心に発表させる。設問部以外の日本語訳は要求しない。

解説は教師主導。生徒には区切り記入を含め、書き込み作業を中心に。読み方を学ぶのがメイン

今回内容の音読練習

 

 5〜
10分

 

鉛筆を持たせて読めない単語をチェックさせながらペアリーディング→教師側のモデルリーディング(ゆっくり)→役割を交代してのペアリーディング

自宅で各自が音読できるよう、読めない単語に着目させる。

次回範囲の予告
 

 1〜
 2分
 

次回進むところを指定(それ以上は絶対に進まないことを強調)。
 

予習の内容を明示。
 
 このような授業を1月から1ヶ月程度続け、パラグラフリーディング・スラッシュリーディングの基礎を学習させた。自宅学習としては、この2つの技術を使って問題を解いてくることに専念させた。
 一方で、多読・速読だけでは、複雑な英文構造に対応できなくなるため、自宅学習用に構文問題集を持たせ、冬季休業から提出用課題として、定期的に提出させることにした。
 
■8 結果の検証・前編
 週1度行う英単語テストの余白を使って、定期的に生徒の反応を聞いてみた。
 (1)○改善されたと思われる点:日本語訳・単語調べという面倒な作業から解放されて、生徒の反応はおおむね良好。また、予習内容を設問への解答のみとしたため、集中して予習ができるという意見が大半だった。1時間の授業内で物語が簡潔するため、わかりやすいという意見もあった。
 (2)△新たに生じた問題点:反面、読解に専念したため、単語力がつくのか不安・教科書を使っての授業のほうが充実していた、といった、より高いレベルでの授業を求める声も少なくなかった。
 
■9 計画の実践・後編
 このような結果を受けて1ヶ月ほど速読・多読を中心に英文読解を行った後、再び教科書レベル(以上)の英文を、精読方式(1時間に200語程度)に戻して、パラグラフリーディング・スラッシュリーディングの定着をはかった。
 
 【授業の流れ】:■7よりの変更点=     

























 

活動目標

時間

具体的な活動内容:教師+生徒の動き

活動の意図

前回内容の音読練習

 

 5分


 

教師によるモデルリーディングの後、全員を立たせてソロリーディング。読み終えたものから座る。口の動きの悪いものから、本文の日本語訳指名。

前回内容の復習
音確認+より緊張感を。
 

今回内容の解説



 

20〜
25分



 

意味の区切りを書き込ませながら本文意味内容の解説。意味の区切りを書き込ませた後、生徒に意味の区切りごとに日本語訳させる全体の訳は教師側で行う難解な部分は構造図を用いながら、比較的ゆっくりと授業を進める

生徒の語句調べ&訳発表を中心に。予習チェックと意味の区切りに注目させるのが目的。

今回内容の音読練習




 

10〜
15分




 

鉛筆を持たせて読めない単語をチェックさせながらペアリーディング→教師側のモデルリーディング(ゆっくり)→役割を交代してのペアリーディング→ペアでシャドウリーディング(半分ずつ)後について読む側は、テキストを見ずに相手の音を頼りに後に続ける。

自宅で各自が音読できるよう、読めない単語に着目させる。シャドウリーディングで音により集中させる。

次回範囲の予告
 

 1〜
 2分
 

次回進むところを指定(それ以上は絶対に進まないことを強調)。
 

予習の内容を明示。
 
 
■10 結果の検証・後編
 3学期の最終授業で、対象となった4クラス・160名に、予備調査と同じ形式・同じ条件・同じ質問項目でまとめ調査を行った。10%(16名)以上の変化が出たものを、   で示す。また、同時に教材・授業の各項目についても難易度調査・有効度調査を合わせて行った。50%以上については、太字で示す。
2001年2月26〜27日実施のまとめ調査結果から
 
       
【A 授業中に困っていること】複数回答可           2000.10→2001.2
 (1)特にない 9%→15%
 (2)どこが間違えているのか、わからない 15%→12%
 (3)日本語訳が早すぎる・訳し方がわからない 56%→58%
 (4)発音・読み方がわからない 26%→16%
 
【B 予習・復習で困っていること】複数回答可         2000.10→2001.2
 (1)特にない  0%→11%
 (2)量が多すぎて予習が追いつかない 24%→28%
 (3)部活などが忙しくて予習ができない 34%→29%
 (4)単語の意味が見つからない 31%→24%
 (5)日本語訳のやり方がわからない 55%→43%
 
【C 授業について】
【内容】         【難しい?】       【役に立つ?】
★教材
1.プリント@〜I
 (読解入門編)
2.プリントJ〜S
 (読解応用編)
3.@〜I復習プリント
★内容
4.パラグラフリーディング
 (段落への意識)
5.スラッシュリーディング
  斜線を入れて
  前から意味をとる
6.音読・ペアリーディング
7.音読・追っかけ読み
 
  易   中   難  
21% 63%  5%

 1% 18% 76%

16% 66% 11%

51% 36%  4%

20% 50% 21%


19% 61% 14%
 6% 41% 38%
 
  ムダ ふつう 役立つ
 3% 59% 29%

 2% 33% 58%

 1% 29% 61%

 4% 49% 37%

 5% 31% 56%


 7% 63% 21%
33% 48% 12%
 
 (1)授業改善の結果
 2000年10月〜2001年2月の変化を見てみる。結果Aから、授業内での様子には、大きな変化がないことがわかる(56→58%)。ねらいとしていた、授業内での日本語訳への抵抗感に変化がなかったのは、残念である。アンケート中の生徒のコメントを中心に原因を考えるならば、
ア 精読に切り替えてから、英文の難易度が上がった(教科書より難しい)。
イ スラッシュ毎の意味取りと、文全体との意味取りとの間で混乱した。
ウ 授業内でスラッシュ位置確認・単語意味確認・スラッシュ毎意味確認・文全体の意味確認の4つを平行して行うため生徒の負担が大きい。
などが原因として考えられる。
 一方で、結果Cの有意度調査では、スラッシュリーディングを有効と答えている生徒が56%にのぼり、英文を読む際の補助となっている姿がうかがえる。
 授業については、上記の問題点を考慮しながら、さらに改善が必要である。
 
 (2)自宅学習改善の結果
 結果Bからは、自宅学習の問題点の推移がわかる。日本語訳に関する問題点が約10%減少し、逆に問題なしと回答した生徒が約10%増えた。ほかの項目に大きな変化がないことから、日本語訳に問題を感じていた生徒が自宅学習する際の負担を軽減することができたのではないか。また、教材を中学レベルから高校2年生程度まで難易度順に配列したため、導入に抵抗が少なかったことも考えられる。結果Cの教材に対する有効度調査からもこの点がわかる。多くの生徒が難易度は高いにもかかわらず、教材の有効性を感じている(難しい76%:役に立つ58%)。
 自宅学習については、一定の改善が得られたようである。
 
 (3)音読指導改善の結果
 本題からは少しはずれるが、自宅学習のために不可欠と考えている音読指導についても、継続して調査を行った。結果Aより、音読に対して抵抗を持つ生徒は着実に減少している(26→16%)。一方で結果Cより、ペアリーディング、特にペアによるシャドウリーディングについては、問題点があることがわかる(ムダ33%)。生徒のコメントをもとに原因を探ると、
ア 意欲の低いパートナーと組むと逆効果。
イ パートナーとの相性/実力差。
ウ 間違った発音でのシャドウリーディングには問題あり。
など、主にパートナーとの問題が原因と考えられる。これについては、ソロリーディング・グループリーディングと組み合わせるなど、さらなる工夫が必要である。しかし、従来行ってきた、単純なコーラスリーディング・ソロリーディングに比べると、ペアリーディング中心の音読練習は、教室が活気づく点と、パートナーの発音を聞き取るという点で優れている。自宅で音読練習ができることを目標として、さらなる音読指導にも取り組んでいきたい。
 
■11 報告
 (1)今回のまとめ
 『自宅学習の定着』を目標に授業改善に取り組んだ。中学校の英語から質量ともに急激に変化する英語に対応するために、どのように学習に取り組めばよいのか、1年生の段階で生徒に明示することは重要である。
 今回はあえて数値目標などは設定せず、生徒が感じている問題点を解決することを目指した。教師側ができるだけ日本語訳を意識しない授業を目指していても、生徒には、せっかく予習してきた日本語訳が、授業内でおろそかにされているように不満に感じられていた。どうやって日本語訳をしてよいのかわからない。せっかく苦労してやってきた日本語訳がどのように授業内で訂正してよいかわからない。そういった疑問を解決するために、英文を、マクロにとらえるパラグラフリーディングとミクロに効率的にとらえるスラッシュリーディングを導入した。
 授業内では、段落ごとに意味をとる・意味の区切りを確認するなど、『何をすればよいか』が理解できた生徒が多数いた。漠然と日本語訳を確認するのではなく、学習方針がはっきりとしたのだ。一方で、新しい概念を2つも導入したため、従来の日本語訳・パラグラフ・スラッシュという作業の多さに新たに混乱する生徒もいた。
 自宅学習では、改善が見られた。意味の区切りごとに英文を日本語訳する。わからないところは授業中に確認する。漠然と全体の意味をとっていくより、予習に取り組みやすかったようだ。
 『日本語訳を気にせず英文を読む』という最終目標からすれば、今回の取り組みは遠回りかもしれない。しかし、『自宅学習=自分の力で複雑な英文を読む』ためには、避けて通れないものでもある。2年生以降も、速読多読と精読とのバランスをとりながら、自宅学習指導を行っていきたい。
 
 (2)アクション・リサーチのまとめ
 新たな教材の開発・研究や、オーラルコミュニケーションなど新しい授業形態などではなく、普通の教材と普通の授業を対象にしたことは、とても新鮮だった。またこれほど長期間にわたって、授業改善を試みたのも始めてであった。予備調査・まとめ調査とも、一見手間のようにうつるが、定期考査返却の際などに合わせて行えば、それほど時間がかかることもなかった。アンケートの集計も2〜3時間程度で十分行える。思いもしなかったような発見もたくさんあり、とても有意義だった。
 一方で、目標設定と評価には問題を感じた。アンケート結果を中心に見るのは、ともすれば結論を誘導してしまうおそれがあるし、最悪の場合は自己満足ということも考えられる。数値化できれば客観性はあがるのだが、そうすると調査対象が限られてしまう。このあたりにジレンマを感じた。
 

 

■12 付録:生徒の感想から・・・今後のアクションリサーチにむけて
 
2001年2月26〜27日実施 対象生徒160名に、3学期の授業に対して、意見・苦情・文句を中心にコメントさせた。記名は自由。コメントについては、すべて原文通り。ほぼ全員分を掲載。ただし重複する意見は省いた。
 
■教材について
 
・教科書よりもプリントの方がよかった。
・3学期にやったようなプリントだったら1回ずつ話が終わっているので予習もしやすかったです。
・3学期にやったプリントの方が1つの話が短いし、内容がおもしろかった。
・後ろの方になると、プリント(予習)の和訳が難しくなってきて、もう何がなんだかわからなくなってきます。
 
■スラッシュリーディングについて
 
・斜線を入れて前から意味をとる方法で少し訳せるようになったと思います。
・来年になっても、段落と斜線を入れる場所を言うのは続けてください。
・文の読み方を教えてもらったおかげで、英検の長文読解がパーフェクトだったのでとても役にたちました。
 
・日本語訳をなおしながら、単語の意味を書いて、文に斜線を入れるという動作を一度にするのは大変。
 
・斜線の入れ方が難しい。何とか区切れた後は、どこから文章をつくっていけばいいのか、よくわからない。
・区切る部分が間違っていて、訳がおかしいときがある。
・斜線を入れるのがとてもはやくて、ついていけない。
・はやすぎてしゃせんをうつところがわからないときがある。
 
・日本語訳が1文章内でもバラバラに来るのでまとめにくかった。
・スラッシュリーディングはわかりやすけど、予習の時には一文まとめて訳しているので突然あてられると困る。
・あてられた時に部分部分で訳していくとき予習ではつづけてしまっているので答えにくかった。
・長い文を訳すとき、スラッシュごとにぶちぶち切って訳すから、最後にはキレイな文を2〜3回ゆっくりと言って欲しい。
・訳がわかっているときは説明を聞いていてもすごく理解できるけど、わからなかったとき、前から訳されても結局どれが答えなのかわからない。だから最後にむずかしい文の全訳をゆっくり何回かくりかえして言って欲しい。
 
■日本語訳について
 
・わかる所はすらすらすすむのにわからなくなるとそのまま予習終了してしまう。
・日本語訳したとき、微妙な訳し方の違いや順番が自分のと違うとき、あっているのかわからない。
・接続詞か関係代名詞なのか、それとも意味を持っていて接続詞までを先に訳すのかとか、接続詞がはいってきたらわからんことが多い。
・予習でノートにしてきた訳と、授業中の訳し方が全然違うから訳す時に言いにくい
 
・一文わからなくなったらやる気がなくなる。
・長い文章を日本語訳できない。コツがあるなら教えて欲しい。
・難しくて多いときには、うんざりして訳す気がなくなる。
・文法が見抜けない
・どこにこんな構文があるからこんな訳になるとかが全っ然わけわかりません!
 
・ノートを写している間に訳が進むので、斜線を入れられないところがちらほら出てくること。
・すごいスピードについていけない(訳を言うのが早い)
 
■単語について
 
・イディオムなどの辞書の引き方がわからない
・一度、出た単語をきっちり覚えたい。なんかヒドイ単語になると5回くらい辞書を引くし。
 
・わからない単語が多すぎて、辞書を毎日毎回ひくので時間がかかりすぎる。
 
・単語を覚えるには、やっぱり音読ですか?
 
・難しい単語の読み方がよくわからん。
・単語の読み方がわからない。発音記号が読めないこと。
・先生が文を読んでいくとき、読むのが早すぎてわからない単語の読みがわからないまま先へ進まれてわからない。
・先生が英語っぽく本格的な発音をするので聞き取れない。
・単語の発音などをもっと練習したい。
 
■ペアリーディングについて
 
・音読の時、つい時間かまわりを気にしてしまい、単語を平気で読み飛ばしたりしてしまう。
・音読は良いけれど、ペアリーディングは相手によっては本当に無意味。いっそ一人で読む方が。
・隣の人と音読するのがうっとおしい。
 
■予習全般について
 
・3学期になって予習がスムーズにできたと思う。
・3学期の授業で、長文を読むのが少しラクになった気がする。斜線を入れるのが、すご〜くわかりやすかった。
 
・ちゃんとやっているけど、あまり文の意味がわからなかってむりやりやくして、授業であてられたときに、パニクってようわからんくなって、そこの訳だけ何かようわからんようになった。
・一人でやっているとまちがった文になっても気づかないので、そのまま覚えてしまうこと。
 
・復習をする時間がない。予習しとったら、絶対ねむくなって、ねちゃう。ねむくならない予習のしかたを教えてください!!
・予習に時間がかかり、他のことをする時間が減り大変です。もっと慣れて時間を短くし予習を速やかにしたい。
・予習に時間をとられて寝る時間がおそくなる。
・量が多すぎてやる気がしない。ただでさえ忙しいのに。
・予習が多くて眠れない。
・全訳にほとんど時間が割かれて、他教科まで手が回らない。
・先生はどのくらいやっていましたか?
・机に向かうとねてしまう・・・
 
■授業全般について
 
・ランダムにあてるのは来年もやらないでほしいです。
・早いときは早いので、そのときはついていけない(時々)
・授業の進み方が遅いからボーっとしてしまう。やってない人中心なのはムカツク。
 
■その他
 
・単語テストはよかった。来年も続けて欲しい
・時々でいいから遊び感覚で何か取り入れて欲しい。
・もう少し息抜きできる時間を作って欲しかった。
・重要なところは復習をしっかりして欲しい
・ノート提出の1回の量が多すぎるので、回数を少し増やして少しずつやりたい。

Preliminary Investigation for Action Research            2000/10/25
このアンケートの回答について、個人的に問いただしたり、成績に反映させたり、個人名を公表したりしません。
また、名前を書きたくない人は、無記名でもかまいません。
英語R・半年間の授業を振り返って        (   )組
当てはまるものに○を入れていってください。 名前(           )
 
★自己評価:この半年で英語が中学校と比べて
       より嫌いor苦手   中学校と   より好き・マシ
         になった    変わらない     になった
★授業について
【内容】
1.週1回の単語テスト
2.単語の意味確認
3.本文の意味取り
4.本文の説明
5.音読練習(SLOW)
6.音読練習(FAST)
7.英問英答
8.重要構文暗唱
 
【難しい?】
  易  中  難
  易  中  難
  易  中  難
  易  中  難
  易  中  難
  易  中  難
  易  中  難
  易  中  難
 
【役に立つ?】
  ムダ  ふつう  役立つ
 ムダ  ふつう  役立つ
 ムダ  ふつう  役立つ
 ムダ  ふつう  役立つ
 ムダ  ふつう  役立つ
 ムダ  ふつう  役立つ
 ムダ  ふつう  役立つ
 ムダ  ふつう  役立つ
 
【授業中に困っていること】:複数回答可能
(  )特にない
(  )どこが間違えているのかわからない
(  )日本語訳が早すぎる・訳し方がわからない
(  )発音・読み方がわからない
(  )その他:自由記述:この際なので思いっきり意見・文句をどうぞ
 
 
 
★自宅学習について
【予習・復習で困っていること】:複数回答可能
(  )特にない
(  )量が多すぎて予習が追いつかない
(  )部活など忙しくて予習ができない
(  )単語の意味が見つからない(辞書に意味がありすぎて)
(  )日本語訳のやり方がわからない
(  )その他:自由記述:この際なので思いっきり意見・文句をどうぞ
 
 
 
★今回のテストについて
【自己分析】特に不足しているのは?
(  )単語力 (  )文法力  (  )読解力 (  )発音など
【試験勉強で困っていること】:複数回答可能
(  )特にない
(  )何をやってよいかわからない
(  )やることは分かるが量が多くてこなしきれない
(  )その他:自由記述:↓この際なので思いっきり意見・文句をどうぞ↓

Eveluation for Action Research        2001/02/26
 
★このアンケートは、2学期中間考査後に行ったアンケートからの変化を調べるために行うものです。
☆このアンケートの回答について、個人的に問いただしたり、成績に反省させたり、個人名を公表したりしません。
英語R・3学期の授業を振り返って   (  )組
当てはまるものに○を入れていってください。 名前(        )
名前を書きたくない人は、無記名でもかまいません。
★授業について2学期中間考査後のアンケートで、一番多かった問題は、『日本語訳ができない』でした。3学期は、教科書から離れて『どうやって英文を読むか?/日本語訳をするか?』に焦点を合わせて授業を行いました。3学期の授業についての感想を聞かせてください。
【内容】      【難しい?】     【役に立つ?】
★教材
1.プリント@〜I
 (読解入門編)
2.プリントJ〜S
 (読解応用編)
3.@〜I復習プリント
★内容
4.パラグラフリーディング
 (段落への意識)
5.スラッシュリーディング
  斜線を入れて
  前から意味をとる
6.音読・ペアリーディング
7.音読・追っかけ読み

 

  易  中  難

  易  中  難

  易  中  難

  易  中  難

  易  中  難


  易  中  難
  易  中  難

 

 ムダ ふつう 役立つ

 ムダ ふつう 役立つ

 ムダ ふつう 役立つ

 ムダ ふつう 役立つ

 ムダ ふつう 役立つ


 ムダ ふつう 役立つ
 ムダ ふつう 役立つ

 
【授業中に困っていること】:複数回答可能
(  )特にない
(  )どこが間違えているのかわからない
(  )日本語訳が早すぎる・訳し方わからない
(  )発音・読み方がわからない
(  )その他:自由記述:この際なので思いっきり意見・文句をどうぞ
 
 
 
 
★自宅学習について
【予習・復習で困っていること】:複数回答可能
(  )特にない
(  )量が多すぎて予習できない
(  )部活などが忙しくて予習できない
(  )単語の意味が見つからない(辞書に意味がありすぎて)
(  )日本語訳のやり方がわからない
(  )その他:自由記述:この際なので思いっきり意見・文句をどうぞ
 
 
 
 
★来年へ向けて:ご意見・ご要望があれば、以下へどうぞ。