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2003年2月10日
目覚めすっきり。マッサージ効果か? 7:30からバイキングでの朝食。場所は、付近でも有名なこのホテル自慢のチャターボックス。前日の夜を事実上、抜いていたこともあり、6皿分くらい貪り食った。内容はふつうのバイキング。違いはピリ辛風のチャーハンや焼きそばがあるくらい。客はほとんど(というか全員?)日本人なので、それに会わせてある感じ。お昼用にパンを3つほど包み、ホテルを飛び出す。目指すは、自然とふれあう1日。
前日にMRTを体験済みなので、今日は楽勝。ちょうど通勤時間帯のようで、昨日の夜とは乗客が違っていて、サラリーマン風だった。ピンクのシャツにリュックを背負う自分がちょっと浮いている感じがした。
MRTブーンレイからは、初のバス。こちらのバスは、すべて3桁の数字で系統処理されており、どこに行くかはバスには書いていない。ちなみにバス停でのアナウンスもないので、使いにくいことこの上ない。が、目的地のバードパークは終点なので問題なかった。
09:00-12:30 ジュロンバードパーク散策
月曜日、ということもあり。係員以外の人影が見えない。係員の対応も素っ気ない。入り口で『失敗したかなぁ』といやな予感がした。
が、入ってみると考えは一変。次の動物園・ナイトサファリのともに、一言で表現すれば、『リアルなディズニーランド』。すべてが本物な分、こちらのほうがいい。柵のない開放的な雰囲気。ゴミ一つ落ちていない。本物の熱帯雨林の中を鳥が行き来する。そう、鳥かごの鳥をみるのではなく、人間が巨大な鳥かごの中に入るのだ。人がほとんどいないので、鳥たちは我がもの顔。鳥に襲われたらどうしよう、とびくびくしながら歩いた。
ハゲタカやワシ、フクロウなど、危険性のある鳥類は、日本にある動物園と同じ。檻に入っている。中央の池には1001羽のフラミンゴ。しかし、バードパークの価値は、鳥と直接ふれあえる、というところにある。熱帯雨林の散歩と熱帯の派手な色彩の鳥たちは記憶に焼き付いた。
JBP All Star Bird Showなど、ディズニーばりのショーもいくつかあって、おもしろかった。
欠点もある。ここの限ったことではないが、とにかく、暑い。午前中にすでに30度を超えていた。唯一涼しい、『夜行性の鳥の館
Noctornal Bird Park』へ3回くらいかけ込み、フクロウに感謝した。ちなみに園内はモノレールを使って移動することもできる。そのくらい、広いのだ。
もう一つの欠点。それは軍事基地が近いせいか、戦闘機の爆音が頻繁に聞こえること。鳥も人もなれているようだったけど。
ジュロンバードパークの紹介
[English] Jurong BirdPark
14:00-18:00 シンガポール動物園散策
バードパークを満喫し、かなり消耗していたが、さらに動物園へ。移動時間は約1時間ほど。クーラーが利いていて、いい休憩になった。
午前中は、鳥だけだったが、今度はあらゆる動物がいる。やはり柵がないので、自分の目の前まで動物がやってくる。危険性のないものは、その気になれば触れる。あちこちで記念撮影のサービスがあった。5ドル=350円くらい。印象に残った動物は、ワニ(透明な水槽で至近距離で初めて見た)、ゴキブリ(熱帯のは10センチ以上ある)、カバ(なんとなく親近感が・・・)、くじゃく(羽を広げた姿は絶品)、サイ(でかい!)、シマウマ(本当に縞々だった)・・・
惜しむべきは、自らの体力のなさ。文字通り熱帯の猛暑の中、1時間散策しては1時間休憩というパターンの繰り返し。ある意味、動物の姿よりもマンゴー味のシャーベットドリンク(3ドル20セント=220円ほど)の印象が強いくらい。悪いのは私だけではなく、動物もそうだ。つまり、暑くてへばってるやつが多い。元気なのは猿くらいか?午前中の鳥たちの元気な姿とは対照的だった。
そうこうしていると、夕方の5時。このあたりから、日が傾き、日陰が増え、一気に過ごしやすくなった。夜行性の動物も活動を開始し、ナイトサファリの時間が近づく。
[English] Singapore Zoological Gardens
18:00-20:00 時間調整(KFCなど)
が、ナイトサファリ開演にはまだ時間があったので、動物園前の、ケンタッキーフライドチキンで時間つぶし。Colonial
Burgerなるものを注文1.9ドル=140円弱。Evian 300mlが1.95ドル=140円弱。併せて300円弱。食べるのが目的、というよりは、涼しいところにできるだけいたい、というのが実感。Colonial=植民地風の???食べた感じでは、ふつうのチキンバーガーだったけど。
6:30になると、ナイトサファリ外の土産物屋がオープン。人でごった返す。7:00になると、日本人ツアー客が大挙して押し寄せた。JTBのツアー多し。一般スタート前に、ツアーを先に入れてしまうらしい。
混んでいるのはいやなので、ナイトサファリ外でやっている、無料のアニマルショーを見た。こちらにはツアー客はいない。2メートル以上ある、蛇にさわったり! 楽しかった。そして、満を持して、入場。
20:20-23:00 ナイトサファリ散策
日本人のツアー客は開演と同時の7時にに怒濤のように入っていったが、8時にはもう、いなくなっており、園内はかなり落ち着きを取り戻していた。ナイトサファリ、つまり夜の動物園はとても神秘的。熱帯雨林の鬱蒼とした雰囲気。ここちよい涼しさと湿気。オリオン座が真上に。カノープスまで見えた。
園内を散策することもできるが、すでに1日歩きまくって足が棒になっていたし、翌日のこともあったので、1周40分のトラムカーに乗る。ゆっくりと園内を回って、どんな動物なのか、解説してくれる。1回目は日本語版。機械的。
2回目は英語版。アドリブが多い。切られなかった後半分のチケットを使うために、前半を歩いて、後半のみ3回目。さすがに内容がよくわかった。
機械的にしゃべるのではなく、熱帯雨林の中に入ると、あえて静かにするように指示して静寂を体験させたり、動物のいるところでは停止させたりしていた。
ただ動物を見せ物にするのではなく、なぜ目の前の動物が絶滅に瀕するようになったのか、熱帯雨林が激減している現状など、考えさせられるコメントを行っていた。
闇夜の熱帯雨林の中、その言葉はとても胸に響いた。
[English] Night Safari
余談だが、日本人ツアー客がいかに冷遇されているかもよくわかった。
なんとなくしんみりしながら、帰路。ツアーで一緒になった方とタクシーに乗ったおかげで、安い! 3人で11ドル。6ドル払ったけど、それでも420円。高速道路を30分かけて走ったとは思えない値段。
夜は食べていないので、コンビニでチョコレートとアイスを1つずつ。
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