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2003年2月9日

17:15 シンガポール・チャンギ空港着

 シンガポール到着後の第一印象は、『匂い』。ほのかだが、むっとした、香辛料の香り。南国に来たことをいきなり実感した。ちなみにこの香辛料の香り、今後、至る所で体験することになる。

 入国手続きが完了すると、荷物が出てくるのを待つすきに、すかさず、円をシンガポールドルに換金。3万円が430.5ドルに変わった。1ドルあたり69円程度。この後、何カ所か換金の機会があったが、このレートを超えることはなかった。


19:00 ホテル着 メリタス・マンダリン

 豪華なホテル。ツインの部屋なので、広々。洗面台まで2つある!ユニットバスのしきりがガラスになっていておしゃれ。部屋のあちこちが全面鏡張りになっていて、自分の姿がうつって恥ずかしい。

 TVは、NHK国際放送のおかげでニュースボケせずにすんで助かった。


20:00-20:30 MRT・タクシーで移動

 荷物の整理だけして、すぐにホテルを飛び出す。まったく初めての異国の地で、到着後すぐに、一人で、地下鉄に乗るというのが、こんなに不安なものだとは思わなかった。駅の窓口ですぐに、EZ-linkカードをゲット。ようするにJRでいうSUICAとかJスルーみたいなもの。バスでも使える、というのが売りなのと、キャッシュカード型なので、なんどでも料金追加することで使い続けられる、というのが新しい。

 ともかく、MRTサマセットからダンジョン・パガーまでは無事到着。ここから徒歩でマックスウェル・フードセンターへ行こうとしたら、夜なので方向が全然わからず、いきなり迷った。誰も歩いていないし。試しに、数少ない通りがかりの人に道を尋ねたら、観光客だと言われた。

 仕方がないので、すぐにタクシー。これまた不安だった。が、乗るとほんの30秒で目的地へ。料金も初乗り2ドル40セント=170円くらいだった。安い!

 第1の目的地である、タイ式マッサージ店へ。『地球の歩き方』に載っていたMassage Authenticというところ。90分65ドル、と書いてあったが、行ってみると75ドルだった。しかも30分ほど待ち。仕方ないので、すぐ隣にあった寺院へ行ってみた。


20:30 スリ・マリアマン寺院散策

 ちょうど中国休正月のお祝いの最中だった。寺院内は石畳なのに土足厳禁。靴を取られたら困るので、リュックにしまい、おそるおそる入る。オレンジ色の街頭に照らされた薄暗い空間。聞いたことのない楽器がけたたましく鳴り響き、インド系の人々が行き交う。ある者は座り、右手で直接、食事をしている。天井や壁、至る所に、ヒンドゥー教の神々。像の顔をした神様。蛇の胴体をした神様。見慣れない極彩色の神々の姿は、さらに不安感をあおり立てた。

 圧倒されること30分。ふと我に返ると、マッサージの予約時間だった。


21:30-10:40 タイ式マッサージMassage Authentic体験

 こちらも薄暗い店内。費用は75ドル=5200円ほど。日本のマッサージでも、まぁこんなものか。2月7日の登山の疲れが残っていたので、思い切って試してみることにした。入るとすぐに病院着みたいなものに着替えさせられ、もっと暗い個室へ。壁は透けて向こうが見えているとはいえ、40くらいのおばさんと二人っきりになるので、かなりドキドキした。

 おばさんは、足の先から順番にマッサージをしながら、ちょっと中国なまりの英語であれこれ話をしてくれた。店の客の半数が日本人であること。25%が西洋人。現地の客は少ないこと。日本には行ってみたいけど物価が高くて行けないこと。

 肝心のマッサージの方は、日本の行きつけのところの方が、腕はよかった。ちょっとずつポイントがずれていてもどかしかった。それでも全身をきっちり90分やってくれたので、ずいぶん、すっきりした。この効果は次の日、絶大で、翌日は本当に体が軽かった。


10:40-11:10 徒歩・MRTで移動

 マッサージも終わり、気分もリフレッシュ。おばさんに帰り道を念入りに聞いたおかげで、今度は迷わずに、チャイナタウンの雰囲気を感じながらMRTアウトラムパークへ。10分ほど。途中でセブンイレブンで買い物。ミネラルウォーター×2と、ドライマンゴー、ミルクプラム。これが初日の夕食。最後のは好みに合わなかった。

到着初日。ただただ不安。正直、帰りたくなった。翌日の予習をすませ、12:15 就寝。

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